映画
我々は水飛沫の軌道と同じく、ビッグバンの飛沫に過ぎない。
幸か不幸か、化学物質と電気信号により自我があるように思ってしまう。
ここは一つ、それをドラマティックだと解釈しよう。
君の視界に映るものが全て。
舞台裏が本当のフィクションだから。
僕たちが傲慢に名前をつけすぎたから血涙が流れる。ごめんね。
これからは全部忘れて大切なものだけに名前をつけよう。
できるだけ綺麗な名前を。
綺麗なものだけが映る映画を果てるまで見よう。
自動で動く身体に意味を与えること。
電気信号に自我を感じること。
1次元から幾多の次元が重なり合うこの一瞬で、わざわざ愛(と呼ばれるもの)を伝えること。
とてもドラマティックだと思う。