2021-01-25 解 大切なものの数を数えようとする。 頭の中だけで展開している世界史。 正しさのメスで腹を裂く。 間違いを生み出す。 森に擬態した兵隊が花を手向ける。 それが嘘だってなぜ誰も気づかない? 可視光線では届かないものをなぜ愛さない? そんな時には目を閉じてまた開いて。右手や、シーツに初めましての挨拶。 それはもう右手でもシーツでもなくなっているから。 誰かを愛すという時、自身も液体となり胃から血液へと流れる覚悟はあるか。 右手でもシーツでもないものを愛せるか。