2023-04-16 ■ 眩しい白昼夢の中にいた まだ何も失われていなかった 空港で 浴槽で 柔らかいベッドで、2人だけのために祈ろう 深海で抱き合おう 多分カンブリア紀からこうなると決まっていた もうこれ以上なにもいらない 水銀のドレスを纏うあなた 印を刻む 呪いを刻む 「もう嘘はつかないで」 やっとあなたを見つけたのに もう切先は届かない もう一度だけ、触れられるところに来て もう一度だけ 間違ってしまっても 赦されなくても 触れられなくても 汚れてしまっても...