2020-10-22 花瓶と試験管 靴が脱げて冷えた足。 革命は失敗に終わった。 大通りに花が咲き、地下には雨が降り注ぐ。 装置は絶え間なく動いている。 赤黒いオイル。 なんて事のない、ただの作用だ。 なんで嘘をついたの? 箱の中に反響するまじない。 耐えきれずに自壊。 今日はもう寝なさい。 肌寒い荒野に墜落した。 帰る手立ては今のところ、無い。 皮膚に染み付いた愛は遠い地に還る。 誰かが体をなぞったら、かすめ取られる大事な名前。 王様はご満悦。 バケツいっぱいのワインに曇り空が少し映った。 僕は嘘を許せるかな? 僕は嘘を許せるかな。