綺麗な庭

僕の救いの箱庭です。

黒い春

覚醒の時期、道端の小さな花も、風に凪ぐカーテンも、暖かな斜陽も、たちまち真っ黒に染まった。

黒い洋服を着て、残酷な春の日を闊歩する。ひらひらと黒い花びらが舞う。

そこにあるべき正しさと、失われたこころ。日向と日陰の境。白と黒。愛と無。

綱渡りのように、均衡を保ちつづける人間、僕、私、あなた。

もし間違ってしまっても、黒い春を歩く意味を忘れないで。

 

どうか、忘れないで。

 

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