綺麗な庭

僕の救いの箱庭です。

親愛なる猿達へ

間違いと共に生きる人生だ。みんな溶けてしまえばいいのに、僕もそう思う。

惰性的な日々の惰性的な帰り道。荷物がやけに重い。歩き方を忘れてぎこちなくなる足取り。

喧騒、笑い声、夕日。

馬鹿みたいな猿達とすれ違う。その度に見えない煙草の煙を飲む。馬鹿みたいだ、と発声してみる。

誰も幸せではない。誰も幸せにはなれないし、誰もが幸せの真っ只中。

全員呪い殺してやると意気込んだ。そして一人ぼっちになった。

一体どこに正解があるって言うんだ?

 

いったいどこにせいかいがあるっていうんだ?

 

出口のないトンネルみたいな並木道を通って帰る。街灯は終末を告げる。

馬鹿みたいだ、と呟く。