綺麗な庭

僕の救いの箱庭です。

狂う、それ以上でも以下でもない

気づいたら僕は間違い続けていた。振り返るとそこには死んだ僕がいた。輪郭だけが残った抜け殻みたいだ。

強くなれたと思ったのに、正解を選んでいたと思ったのに。

相変わらず僕はこれっぽっちも変われていなかった。どうして?あの綺麗な花を守ることができなかった。唯一の救いはその記憶がとても美しいということ。

遅くに寝た日の朝、異常に早く鳴る秒針の音を聞いた。

かちかちかちかちかちかちかちかち…

異常だ。刻まれる。

刻まれていた。

全てを忘れて僕は黒い春を歩き出した。