綺麗な庭

僕の救いの箱庭です。

虚を泳ぐ

一人の魔女の家を僕は知っている。

魔女に尋ねる。

「愛は?」

「なくした。殺しちゃった。」

当たり前のように言うものだから、僕は悲しくなった。

真っ赤な花、y軸の方程式。

僕は魔女にただ笑って欲しかった。ピエロにもなった。上手に笑おうとした。

いつかもう一度魔女に尋ねようと思う。

「愛は?」

魔女はきっと前を向いてこう言う。

「ないよ。」