2018-04-21 博物の館 「剥製」という「物質」。生きていた過去を君は覚えている? 作り物の目玉で、どこか恨めしげに私たちを見ている。 思ったより大きな肋骨で、生きようと動き続けていた皮膚で、私たちを裁く瞬間をガラス1枚向こうで待ち続けている。 君たちが生きていたこと、忘れないよ。そして、その綺麗な角や、尖った牙で、僕を裁いてください。 「神さま」 迷路のようなこの場所で迷い続ける。剥製になるまで。