綺麗な庭

僕の救いの箱庭です。

ペルセポネ

結局君は僕が好きと言った髪型にしていた。

結局僕の前髪は君に言われた通りに分けられている。

 

なんなんだろう。なんなんだよ。

変わらない馬の尻尾。それは僕が望んだものだった。望んだものを手にしていた。

そしてそれを失った。失ってなお、忘れることができないでいる。

僕の帰るべき家はどこなんだろう。

たくさんの人の列の中で僕は今か今かと先頭にたどり着くのを待っている。体には枷がまとわりつき、さながら奴隷のような出で立ち。それでもいい、それでもいい。

 

もう煙草は吸わないし、結局僕は前髪を下ろしている。

もう遅いんだ。