綺麗な庭

僕の救いの箱庭です。

ルビー

追って来る豹。僕は蝶を追いかける。

今まで蝶を素手で捕まえられた試しがないけど、なんとかやってみよう。

追いかけても追われても僕は一応前進してると思う。

でもそれが本当は挟み撃ちだったら?

やめようこの話は。今日みたいな涼しい夏の夜には相応しくない。

 

綺麗な話をすると、空に打ち上げられる炭酸のようにぱちぱち弾ける火薬の星空を見た。偽りの美しかこの世には存在しない。紅い金魚もなにか言いたそうに口をぱくぱくさせている。

でもそれを見ても、僕の中にはなにも生まれなかった。非生産的な美。いかにも夏らしいわけで。言い換えるなら夏の魔法は僕には効かなかったわけで。もう魔法なんてないのかもね。

 

いろいろさらけ出しているようで嘘ばかりの夏。嘘ばかり。